なんと気が付けば年の瀬。
2015年のラストイベントは、先日発表されたばかりの新製品
「M2TECH Digital PhonoEQ & 32/384 ADC JOPLIN mk2」 のご紹介をババーンと行いたいと思います。
M2TECH、皆さんご存知「Hiface」で大変有名なイタリアのオーディオメーカー。
デジタル周辺の技術に明るいM2TECH、今度はハイエンドアナログを狙い打ちする製品を投入致します。
その名も「Joplin MK2」
<M2TECH 2015-2016 新製品発表会におけるJoplin MK2(画面左側上から2番目)>
新製品発表会にお邪魔した時に「オリオスペックでイベントやりたいなー」っと願っておった製品。
M2TECHの輸入販売元 TOPWING Cybersound Groupの皆さまによる全面協力で開催致します!
Joplin MK2に詰まる機能を知れば知るほど、
ホントのアナログレコードマニア、いや マニアックス(笑)にこそご紹介したいと思うのです。
そんな想いからイベント内容は濃厚にしてみようと考えておる次第。
講師陣、“アナログを語れる”ハイレベルなマニアな方々に現在依頼中。乞う!ご期待。
イベントスケジュール、大雑把にはこんなイメージです。※予定
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第一部:Joplin MK2概要説明&クラシック編
第二部:ジャズ&ロック編&32/384PCM データ取り込み編
第三部:ポップス編
※以降、いつものノリで皆さんと楽しむ予定です
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雰囲気は、もちろんお馴染みのオリオスペック的イベント(笑)
カートリッジをあれこれ取り替えてみたりもしたいですし、
可能であれば皆さまにご持参頂いたアナログレコードもお掛けして差し上げたい気分。
どうせワイガヤになっちゃうでしょうから、
今回の終了予定時間はあまり当てにならないのではないか?っと、一抹の不安がよぎっておる次第。
既にS壱号・S弐号とも気合い満々。
S壱号はこの忙しい最中、イベントスペースを改装しちゃって面積と定員を増やしてしまいました。
S弐号、カートリッジとレコ棚を眺めつつ、「何持ってくかな?」とニヤニヤ迷う始末。
今回だけは進行側より客席のほうが楽しいと思うのね、ホントに。
どうぞ皆さま、年末のひとときをオリオスペックのイベントでお楽しみくださいませ。
一緒に新しいスタイルのアナログプレイバックを堪能しようではありませんか。
当該イベントの詳細とご予約は以下をご覧ください。
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日程:平成27年12月26日(土)
場所:オリオスペック イベントスペース(秋葉原)
東京都千代田区外神田2-3-6 成田ビル2F
時間:14:00〜17:30 ※いつもより開始時間が遅いです
定員:20名様程度
申し込み方法:メール( pcaudio@oliospec.com )または
お電話 03-3526-5777 にてお申し込み下さい。
※先着順にて受付とさせて頂きます。(定員になり次第受付終了とさせて頂きます)
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
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【M2TECH JOPLIN MK2について】
< M2TECH 2015-2016 新製品発表会の図 〜 Garrard301 & ThorensTD124 と>
ひと言でご紹介しますと、Digital PhonoEQ & 32/384PCM A/D Coverter。
これじゃ何がスゴイのかさっぱりわからないのでもう少々踏み込みますと、
デジタル領域でフォノイコライングを行うスタンドアロン動作のフォノイコ。
デジタル領域で処理するわけですので、当然A/Dコンバータを実装しておるわけです。
前回ご紹介したKORGさんのDS-DAC-10Rのフォノイコライジングは、
ADC/DACの本体とアプリケーションであるAudiogate4との組み合わせが前提でしたが、
このM2TECH Joplin MK2はスタンドアロン。物理的なイメージでは通常のフォノイコと同じ感覚です。
じゃ何が普通のフォノイコと違うのかと申しますと、デジタル領域で処理する事と対向にDACが必要となる事。
デジタル領域での処理の一般的特徴については、
KORGさんのイベント記事をご参照頂くとしまして、
やっぱりこのJoplin MK2も持ってるんですよ、多種多彩なイコライザカーブを。
しかも持ってる種類のレベルがスゴ過ぎちゃって正直驚きます。
それだけじゃ済ましてもらえなくって、もう唸るしかない本気のマニアックな機能がてんこ盛り。
実装機能をざっと挙げるとこんな感じです。
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▽入力ゲイン設定
・0〜65dBの連続可変
▽入力インピーダンス・負荷容量設定
・MM: 47kΩ、47kΩ/100pF、47kΩ/220pF
・MC: 10Ω、50Ω、200Ω、500Ω、1kΩ
・高出力MC: 16kΩ
▽ビットレート・サンプリング周波数設定
・量子化ビット数: 16bit、20bit、24bit、32bit Integer
・ディザ: ON/OFF
・サンプリング周波数: 44.1kHz、48kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz、384kHz(PC接続時)
▽プリセット済イコライザカーブ
・LP用:16種類
・SP用:7種類
・オープンテープ用:4種類
▽ハイパスフィルタ
・ランブルノイズ対策用
▽ローパスフィルタ
・ヒスノイズ対策用
▽MPXフィルタ
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デジタルベースの機器なので、これがなんともリーズナブルと来ました。
これだけマニア感涙の機能を乗っけといて、なんと定価22万円。
インフレ化が甚だしい昨今のアナロレコード関連製品でございますが、この価格はなんとまあ・・。
これと同じ機能を従来ベースで作るとなると、一体いくらで実現するものやら。
デジタルの利点をフルに活かした結果でございますね。
JOPLIN mk2、あくまでA/Dコンバータですので、対向にはD/Aコンバータが必要です。
SPDIF(COAX)、AES/EBU、TOSと実装するDigital Out端子もバッチリ。
ご愛用のDACにJOPLIN mk2を接続しご利用頂く形になります。
USB端子もありますので、もちろんUSB経由でPCを使ったアナログアーカイブも可能。
これがなんと32bit “Integer”の384kHzまで対応と来ました。DXDですね。
で、スーパープレミアムな32bit Integerってところが特に押さえるべきポイントです!
・・・というかここでアレコレ書いちゃいますとネタばれも甚だしいので、詳しくは是非ご来場頂きたく。
Joplin MK2、新しいスタイルのアナログレコード・プレイバックの世界に皆さまを誘ってくれるはず。
2015年の最後の最後にやってきた大物でございます。
< M2TECH 2015-2016 新製品発表会の図 〜 JBL Olympus D50 S8R & SA600 と>
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M2TECH JOPLIN MK2 (伊)
デジタルフォノイコ&32bit Integer/384kHz対応 ADコンバータ
発売予定:2015/12/下旬
定価:¥220,000
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